電気自動車レースにトヨタは乗り遅れているのか

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2021年、世界で一番売れた自動車はトヨタ——昨年、トヨタ自動車の世界販売台数は10,495,547台にのぼった。これは圧倒的な販売台数であった。2位のフォルクスワーゲンはの世界販売台数は8,882,000台、現代・起亜自動車は6,668,037台だった。

 

それにも拘わらず、電気自動車(EV)の分野では、トヨタはトップの3にも登場しない。2021年EVの部門をけん引したのはテスラ、フォルクスワーゲン、ゼネラルモーターズだった。

実際、トヨタの販売車種の内訳のほとんどはガソリン車である。道路上でも、トヨタの電気自動車を見かけることはほとんどないように思われる。

 

トヨタといえば、世界初のハイブリッド型量産自動車であるプリウス。環境にやさしく燃費の良い未来型ハイブリッド車として早くも1997年に販売を開始している。世界に先駆けて環境に配慮した自動車を開発したトヨタなのに、なぜ今EV部門で立ち遅れているのだろう。

 

このインフォグラフィックでは2021年12月14日のバッテリEV戦略に関する説明会をもとに、トヨタとEVについて検証している。